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修了検定の主な減点と中止その対策と内容【仮免許技能試験】
修了検定の主な減点と中止その対策と内容【仮免許技能試験】では、修了検定(仮免許技能試験)の内容で減点または中止となりうる運転と、減点や中止にならないための対策方法について解説しています。
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【もくじ】
修了検定または仮免許技能試験とは
運転免許試験場(運転免許センター)または指定自動車教習所の試験場(教習所)内で実施される運転の技能試験(技能検定)のことで、場内試験(所内検定)ともいわれいます。
試験場では試験官の資格を持つ警察官が採点をおこない、指定自動車教習所では技能検定員の資格を持つ教習指導員が採点をおこないます。
運転免許試験場では【仮免許技能試験】といわれており、指定自動車教習所では【修了検定】といわれています。
運転免許の取得は指定自動車教習所を利用される方が多いことから、当コンテンツでは修了検定と仮免許技能試験を合わせて【修了検定(仮免許技能試験)】と記載しています。
当コンテンツが、これから普通自動車・準中型自動車の修了検定(仮免許技能試験)に挑戦される皆様の合格への一助となれましたら幸いです。
修了検定(仮免許技能試験)の課題履行条件について
場内試験コースでおこなわれる、修了検定(仮免許技能試験)【課題履行条件】について解説していきます。
修了検定(仮免許技能試験)は、正確な法令履行及び正確な運転操作によって、安全かつ円滑な走行ができるかどうかについておこないます。
また、道路及び交通の状況に応じて他の交通に気配りしながら主体的な運転ができるかどうかについておこないます。
採点の範囲
採点は、乗車する時から下車するまでについて行います。
乗車前の確認から、エンジンの始動、コース走行、走行終了後のエンジンの停止、降車してドアを閉めるまでが修了検定(仮免許技能試験)の採点範囲です。
安全確認の方法
安全確認は原則として直接目視及びバックミラーによること。
目視は、技能検定員(試験官)にわかるようにハッキリと行いましょう。
コース
コースはすべて車道とみなします。
コースを間違った場合
技能検定員(試験官)が元のコースに復帰する方法を指示します。
なお、コースを間違ったことについては減点しませんが、元のコースに復帰するまでの間も採点の範囲となります。
上り坂の停止・発進
指示された場所で停止し、直ちに発進すること。
指示速度による走行
周回コースまたは幹線コースの速度指定区間で、指示速度に従って走行すること。
技能検定員(試験官)から指示があります。
脱輪時の措置
車輪が縁石に乗り上げ又はコース外に落輪した時は直ちに停止して、乗り上げる又は落輪する以前の地点まで戻って走行しなおしてください。
なお、脱輪時の急ブレーキやエンストについては減点しません。
駐車時の措置
発着点に戻ったら駐車状態にし、次の措置をおこなってください。
【MT車】
ハンドブレーキを引き、ギアをニュートラルにして、エンジンを切り、最後にギアをローかバックに入れます。
【AT車】
ハンドブレーキを引き、Pレンジに入れ、エンジンを切ります。
必ず、降車前の確認をしてからドアを開け、クルマから降りるところまでおこないましょう。
クルマから降りるところまでが採点の範囲となります。
修了検定(仮免許試験)の課題で減点や中止に注意すべき点
修了検定(仮免許技能試験)は、試験場(免許センター)または指定教習所の場内試験コースでおこなわれる運転技能試験です。
場内で実施されますので一般車両や一般の歩行者等はいませんが、坂道発進や踏切通過、狭路の通行(S字・クランク)など、修了検定(仮免許技能試験)特有の課題をクリアしていかなければなりません。
採点は、100点から減点方式で採点され70点(二種は80点)以上が合格です。
修了検定(仮免許技能試験)に要する時間は、おおむね15分~20分。
修了検定(仮免許技能試験)の主な課題は次の通りです。
- 車の乗り降りと運転姿勢
- 安全確認の方法
- 発進と停止
- 指示速度
- 状況に応じた速度の調節
- 通行位置の選択と進路変更
- 交差点の通行方法(直進・左折・右折)
- 障害物の対応
- 坂道発進
- 踏切通過
- 狭路の通行(S字・クランク)
- 一時停止と見通しの悪い交差点
上記、修了検定(仮免許技能試験)の課題から、減点または中止となりやすい注意すべき点と関連する主な減点細目と中止事項(危険行為)を紹介していきます。
1・乗車の乗り降りと運転姿勢
他のサイトを見ると「試験車両の下まで見る」などと記されていますが、採点の範囲ではありませんのでそのようなことをする必要はありません。
修了検定(仮免許技能試験)では、試験車両をひと回り(一周)してから運転席のドアの前で前方と後方を目視すれば大丈夫ですょ。
大切なのは乗車してからで、乗車したらドアロックして座席、ルームミラー、シートベルトの順にあわせて、必ずルームミラーは触って合わし直して下さい。
また、発着点に戻ってきてホッと安心してしまうのか降車する時の確認忘れが多いのが特徴です。
修了検定(仮免許試験)の最後でミスすることも多いので、気を抜かないようにしましょう。
【関連する主な減点細目】
2・安全確認の方法
この安全確認が修了検定(仮免許技能試験)に合格する一番のキモで、「合格できる安全確認の方法」を習得しなければ修了検定(仮免許技能試験)の合格は厳しいでしょう。
安全確認の減点細目は12細目ありますので、運転の練習の際は我流の確認はせずに「合格できる安全確認の方法」を習得しましょう。
また、必要のないところまで目視している受験(受検)者を稀に見受けられますが、必要のないところを目視すると「脇見」の減点が適用されるおそれがあります。
技能検定員(試験官)は、必要なところを「直接目視」しているかを重視して観察しています。
「安全確認」する時は、何でもかんでも目視するのではなく必要なところを「直接目視」することが重要であることを覚えておきましょう。
【関連する主な減点細目】
- 【安全不確認】など
3・発進と停止
修了検定(仮免許技能試験)では、発進の際、発進確認、発進合図、ハンドブレーキ戻し忘れが多いので注意しなければなりません。
また、発着点に戻ってきた際、発着点左側の白線に寄せられなかったり、指示されたポールに車両の先端を合わせられず大きくズレてしまうことが多いです。
この課題は、発着点での発進と停止だけのことではなく、通常に走行している場合(例えば交差点)からの発進や停止も含まれます。
交差点からの発進や停止、前車に続いて発進や停止の際に、MT車で「エンスト」や「アクセルむら」、「発進手間どり」や「発進不能」なども生じている課題で、「たかが発進と停止」「されど発進と停止」の思いで運転して下さい。
【関連する主な減点細目】
【関連する主な中止事項(危険行為)】
4・指示速度
修了検定(仮免許技能試験)の指示速度は30km~40kmで設定されています。
おおむね指示された速度を出して下さい。指示速度を維持する必要はありません。
なぜ、おおむねの指示速度でいいのか?採点では指示速度から5㎞前後の許容範囲が設けられているからです。
指示速度を出すときに速度計を見過ぎて、ふらつくなどの傾向もみられる課題です。
指示速度を出した後にブレーキの踏み込みが弱かったため、はやい速度でカーブに進入してしまい「速度はやすぎ」「ふらつき」などで減点になっていることもあります。
また、MT車ではカーブ手前で充分減速できなかったため、クラッチを踏んだままカーブに進入してしまい「惰力走行・エンブレ」が適用されていることもあります。
指示速度の直線の後は必ずカーブになっていますので、しっかりとブレーキを踏んで減速しておくようにしましょう。
【関連する主な減点細目】
5・状況に応じた速度の調節
修了検定(仮免許技能試験)では、速度にメリハリをつけて走行しなければなりません
ですが、緊張と慎重な運転を意識し過ぎて通常の速度が出せていない場合が多いので注意しましょう。
直線路ではスムーズな加速をし、交差点やカーブでは減速や徐行するなど、状況に応じた安全な速度と方法で運転することが大切です。
試験場コースの形状や状況に応じた速度と方法で運転して下さい。
【関連する減点細目】
6・通行位置の選択と進路変更
修了検定(仮免許技能試験)では、交差点を右左折する場合に右方または左方に寄せなければなりませんが、右方または左方に寄せる時または障害物や進路変更する時に、合図や確認を忘れることが多い課題です。
また、「安全不確認」と1番、2番を競うぐらい多いのが、交差点を右左折する前に右方または左方に寄れていないという「進路変更違反」と「巻き込み防止不適」の減点が非常に多いです。
【関連する主な減点細目】
【関連する主な中止事項(危険行為)】
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7・交差点の通行方法(直進・左折・右折)
交差点は最も事故の多い場所なので、修了検定(仮免許技能試験)でも技能検定員(試験官)は交差点の通行方法をよく観察しています。
交差点を左折する場合に、後輪の乗り上げを意識してか大回りなどの「右左折方法違反」になる減点が多いのが特徴です。
また、「安全不確認」や「合図不履行」「脱輪」なども多いのが交差点の通行です
下記をご覧いただいても、減点細目または中止事項など多いことが一目でわかると思います。
運転練習の際は「合格できる右左折方法と安全確認」を習得するようにしましょう。
【関連する主な減点細目】
- 【右左折方法違反】
- 【巻き込み防止不適】
- 【安全不確認】
- 【合図不履行】
- 【発進手間どり】
- 【停止位置不適】
- 【徐行違反】
- 【安全進行違反】
- 【通行帯違反】
- 【優先判断不良】
- 【制動操作不良】
- 【交差点等進入禁止違反】
- 【進行方向別通行区分違反】
- 【車間距離不保持】
- 【ふらつき・大・小】
- 【エンスト】
- 【脱輪・中・小】など
【関連する主な中止事項(危険行為)】
8・障害物の対応
修了検定(仮免許試験)では障害物の対応は1回しかありません。
障害物を避けるまたは戻る際は、安全確認はもちろん安全な側方間隔を空けて通行するようにしましょう。
ただ、障害物から通常の安全な間隔より2倍以上超えて空けると、「右側通行」で修了検定(仮免許試験)が中止になる場合があります。
空け過ぎにはならない適度に、安全な間隔を空けて通行するようにしましょう。
【関連する主な減点細目】
【関連する主な中止事項(危険行為)】
- 【右側通行】など
9・坂道発進
修了検定(仮免許技能試験)必須の課題である坂道発進。
この坂道発進の課題で非常に多いのが、エンスト、アクセルむら、逆行、発進不能、発進手間どりなどの中止事項や減点細目です。
MT車ではエンストと逆行が多く、下り坂ではMT車もAT車も速度がはやくなる傾向なのが坂道です。
また、下り終わった後には必ず一時停止が設定されていますので、一時停止と安全確認を忘れないようにしましょう。
確実に一時停止して確認するようにしましょう。
【関連する主な減点細目】
【関連する主な中止事項(危険行為)】
10・踏切通過
踏切通過も修了検定(仮免許技能試験)の必須課題です。
踏切通過の際は、必ず一時停止して窓を開けて安全確認が必要です。
踏切の手前は、少し上り坂になっていることが多く逆行しやすいので、MT車の人は注意が必要です。
また、MT車で踏切を通過する際はエンストの原因になりやすいので、踏切内で変速チェンジしないようにしましょう。
【関連する主な減点細目】
【関連する主な中止事項(危険行為)】
- 【踏切不停止】など
11・狭路の通行(S字・クランク)
修了検定(仮免許技能試験)の課題である狭路の通行(S字・クランク)で多い中止事項が、脱輪、接触、通過不能です。
S字またはクランクから出る時に、右折または左折の合図を忘れることも多いので、S字・クランクから出る前に一度止まって合図と確認を行うようにしましょう。
一発飛び込み試験に挑戦する方は公道では練習できませんので、試験場・場内コースを借りて練習するか、貸しコースがある施設で運転の練習をすることをおすすめいたします。
【関連する主な減点細目】
【関連する主な中止事項(危険行為)】
12・一時停止と見通しの悪い交差点
修了検定(仮免許技能試験)では、一時停止と見通しの悪い交差点はセットになっていますが、一時停止場所で止まらなかったり、一瞬しか止まらないなど、受験者の多くが一時不停止で試験が中止になっています。
左右の安全確認をするには、おおむね2秒~3秒必要です。
必ず一時停止してから安全確認をして、見えるところまで徐行しながら進むようにしましょう。
【関連する主な減点細目】
【関連する主な中止事項(危険行為)】
修了検定(仮免許技能試験)に早く合格するポイント
修了検定(仮免許技能試験)に早く合格するポイントは、「合格できる運転」を習得することが大切です。
特に、一発飛び込み試験(一発免許)に挑戦する方は、我流だと10回以上の受験が必要といわれています。
「運転できる」程度ではなく「合格できる運転」を身につけましょう。
同じ「できる」でも、少し意味が違いますね。「合格できる運転」を習得して合格を目指しましょう。
なお、各都道府県の試験場(免許センター)または教習所では、場内試験コースの形状、路上試験コース周辺の交通状況や道路環境等を考慮して、各試験場(免許センター)または教習所が設定した独自の統一事項と採点基準を併せて技能試験の採点が実施されます。
自動車教習所の教習生の方
自動車教習所には、コースの形状、交通状況、道路環境など考慮して、教習所で設定した独自の統一事項があります。
自動車教習所の教習生は、教習指導員に指摘された箇所を真摯に受けとめて、改善するように努めて下さい。
教習指導員に指摘された箇所は、必ず修了検定(仮免許技能試験)に関係するアドバイスとなりますから、アドバイスを技能教習で聞き漏らさないようにしましょう。
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運転に自信のあるベテランドライバーがであっても「合格できる運転と知識」を習得せずに仮免許技能試験に挑んでも合格できません。
場内試験コースを把握して、減点または中止にならない「合格できる運転」が身につくよう、必ず運転の練習をして下さい。
各都道府県の試験場(免許センター)では、曜日によって手続きをすれば場内コースで練習できる場合があります。
一発試験・飛び込み試験対策スクールに1回2時間程度でも受講して、ポイントやコツを教えてもらうのも一つの選択肢ですので検討下さい
一発飛び込み試験対策スクールで運転の練習
一発試験・飛び込み試験対策のスクールに受講すれば、試験場コースの形状、周辺道路環境などを熟知した指導員から適切なアドバイスが貰えます。
試験場の受験費用以外にスクールに受講する費用は必要になりますが、地元の試験場対策に向けたポイントやコツを教えてもらえるのでおススメです。
修了検定(仮免許技能試験)に早く合格するポイントは、「合格できる運転」を習得することが大切です。
修了検定(仮免許技能試験)で、減点または中止とならない「合格できる運転」が身につくよう運転の練習をして、運転免許を手にして下さい。
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