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仮免・本免【中止13選】修検・卒検で多い危険行為
普通免許・準中型免許の技能試験(検定)には、場内(所内)で実施される【仮免技能試験(修了検定)】、路上で実施される【本免技能試験(卒業検定)】があり、採点方法は100点から減点方式で採点し70点(二種は80点)以上が合格となります。
ですが、次の中止事項に該当した場合は技能試験(検定)は中止となります。
- 危険行為
- 試験官(検定員)補助
- 減点超過
- 指示違反
当コンテンツでは、仮免技能試験(修了検定)と本免技能試験(卒業検定)の中止事項である危険行為、特に受験(受検)する皆さんがミスしやすい陥りやすい中止となる危険行為13選をワンポイントアドバイスと併せて解説しています。
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【もくじ】
仮免・本免・修検・卒検の中止事項について
技能試験(検定)の中止事項について、次に掲げる事項に該当した時は仮免技能試験(修了検定)・本免技能試験(卒業検定)が中止となります。
(大)・・・その行為が著しく大きい場合のこと
1・危険行為等
採点基準に定める次の事項に該当した場合
仮免許技能試験(修了検定)
- 逆行(大)
- 発進不能
- 暴走
- 通過不能
- 脱輪(大)
- 接触(大)
- 右側通行
- 安全地帯等進入
- 後車妨害
- 信号無視
- 進行妨害
- 指定場所不停止
- 安全間隔不保持
- 踏切不停止
- 追越し違反
- 割込み
- 安全運転義務違反
本免許技能試験(卒業検定)
- 逆行(大)
- 発進不能
- ふらつき(大)
- 暴走
- 通過不能
- 脱輪(大)
- 接触(大)
- 右側通行
- 安全地帯等進入
- 後車妨害
- 信号無視
- 進行妨害
- 指定場所不停止
- 安全間隔不保持
- 踏切不停止
- 追越し違反
- 割込み
- 安全運転義務違反
- 歩行者保護不停止
- 通行禁止違反等
- 横断等禁止違反
2・試験官(検定員)補助
技能試験(検定)中に、危険を回避するため試験官(検定員)がブレーキやハンドルを操作した場合。
試験官(検定員)が、口頭でこれにかかわる補助を行った場合。
3・減点超過
減点した合計点が、合格基準に定める成績を得ることが出来ないことが明らかな場合。
明らかな減点超過とは減点が40点に達した時で、減点が35点の時は技能試験(検定)を続行する場合があります。
4・指示違反
技能試験(検定)実施のために指示をしたにもかかわらず、その指示に従わない場合。
運転免許の技能試験(技能検定)の採点方法は、100点から減点方式で採点し70点(二種は80点)以上が合格です。
減点が超過すると上記の「3・減点超過」に該当し技能試験(検定)中止となります。
仮免・本免・修検・卒検で多い危険行為【中止13選】
仮免技能試験(修了検定)と本免技能試験(卒業検定)の中止事項である危険行為は、普通免許・準中型免許の場合は20の危険行為があります。
20ある危険行為ですが、あまり適用されない中止事項(危険行為)や、余程のことがないと適用しない中止事項(危険行為)もあります。
仮免技能試験(修了検定)と本免技能試験(卒業検定)では、受験(受検)する方の殆んどが同じような中止事項で一発アウトの不合格となっています。
当コンテンツでは、仮免技能試験(修了検定)と本免技能試験(卒業検定)で多い中止事項(危険行為)、特に受験(受検)する皆さんがミスしやすい陥りやすい【中止事項】危険行為13選をピックアップして、ワンポイントアドバイスと併せて解説しています。
主な【中止事項】危険行為13選
- 接触(大)
- 脱輪(大)
- 逆行(大)
- 発進不能
- 通過不能
- 信号無視
- 指定場所不停止(一時不停止)
- 進行妨害
- 後車妨害
- 歩行者保護不停止
- 安全間隔不保持
- 踏切不停止等
- 右側通行
主な【中止事項(13の危険行為)】の詳細な内容とワンポイント解説は、各リンクからご覧になれます。
【接触(大)】危険行為(中止)
場内(所内)コースでは、ポール・障害物等に強く接触した場合、または軽く接触し接触状態のまま走行を続けもしくは続けようとする場合、路上では、駐車車両・歩行者・自転車・自動車・その他建造物等に接触のおそれがある場合。
【接触(大)】危険行為の詳しい内容とワンポイント解説は下記リンクからご覧下さい。
【脱輪(大)】危険行為(中止)
場内(所内)コースで縁石に車輪が乗り上げたり車輪が落輪したままで概ね1.5m以上進んだ場合、路上では歩道・島状の安全地帯・分離帯の乗り上げ、側溝(下水の溝)に落輪または乗り上げるおそれがある場合。
【脱輪(大)】危険行為の詳しい内容とワンポイント解説は下記リンクからご覧下さい。
【逆行(大)】危険行為(中止)
停止した位置から進行しようとする逆方向に概ね1m以上逆行してしまった場合、逆行が概ね1m未満であっても危険な状態の場合。
【逆行(大)】危険行為の詳しい内容とワンポイント解説は下記リンクからご覧下さい。
【発進不能】危険行為(中止)
同一場所でエンストを4回生じた場合、操作不良のため青信号で停止しているおそれがある場合、判断不良のため速やかに発進できない場合、技量未熟なため概ね1分を過ぎても発進できない場合。
【発進不能】危険行為の詳しい内容とワンポイント解説は下記リンクからご覧下さい。
【通過不能】危険行為(中止)
四輪車で狭路コース入口から出口までの間、または路端における停車・発進の課題、方向変換・縦列駐車などの課題で切り返しを4回おこなった場合、路上試験(検定)で判断不良・操作不良のため同一場所で切り返しを2回した場合
【通過不能】危険行為の詳しい内容とワンポイント解説は下記リンクからご覧下さい。
【信号無視】危険行為(中止)
赤信号で車体の一部が停止線を越えた場合、黄信号で安全に停止できるにもかかわらず車体の一部が停止線を越えた場合
【信号無視】危険行為の詳しい内容とワンポイント解説は下記リンクからご覧下さい。
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【指定場所不停止(一時不停止)】危険行為(中止)
道路標識等の一時停止の指定場所で、停止線(停止線がない場合は交差点の直前)の手前で停止しない場合
(ブレーキの踏み遅れなどで、一時停止の停止線を越えて停止した場合も該当します)
【指定場所不停止(一時不停止)】危険行為の詳しい内容とワンポイント解説は下記リンクからご覧下さい。
【進行妨害】危険行為(中止)
交差点で、左方からの車、優先道路の車、広い道路の車、対向直進・対向左折の車、一時停止の場所で他の車の進路を妨害し又は妨害しようとした場合。
【進行妨害】危険行為の詳しい内容とワンポイント解説は下記リンクからご覧下さい。
【後車妨害】危険行為(中止)
路端から発進する時や車線変更など進路変更の時に後方の車両の速度やハンドルを急に変更させた場合、進路を変えることができるのに時機を失い進路を変えないため後方の車両の通行を妨害した場合。
【後車妨害】危険行為の詳しい内容とワンポイント解説は下記リンクからご覧下さい。
【歩行者保護不停止等】危険行為(中止)
- 歩道を横断または路側帯に駐停車する場合に歩道または路側帯の直前で一時停止しないとき
- 歩行者等を妨害するおそれがある場合に、道路外の施設・場所に出入するための左折・右折・横断・転回・後退したとき
- 路面電車の乗客が条項などで試験(検定)車の前を横断する人がいなくなるまで、路面電車の後方で停止していないとき
- 横断歩道等で歩行者が横断し又は横断しようとしている場合に、横断歩道の手前で一時停止しないとき
- 横断歩道等の直前で停止している車両等の側方を通過する前に一時停止しないとき
- 横断歩道等がない道路で横断している歩行者等の通行を妨げたとき
- 次の人が通行している場合や歩行している場合に、一時停止や徐行しないとき
- 身体障害者用の車椅子が通行しているとき
- 目が見えない人が盲導犬を連れているとき
- 耳が聞こえない人や身体に障害のある人が杖を携えて通行しているとき
- 保護者等が付き添わない児童・幼児・老人が歩行しているとき
- 児童等の乗降で、停止中の通学通園バスの側方を通過する場合に徐行しないとき
※場内の修了検定または仮免技能試験は【歩行者保護不停止等】の適用はありません。
【歩行者保護不停止等】危険行為の詳しい内容とワンポイント解説は下記リンクからご覧下さい。
【安全間隔不保持】危険行為(中止)
歩行者や自転車等が試験(検定)車を認知している場合に概ね1m以上の間隔を保たないとき、認知していない場合は概ね1.5メートル以上の間隔を保たないとき、道路状況等により安全な間隔が取れない場合に徐行や停止をしないとき。
【安全間隔不保持】危険行為の詳しい内容とワンポイント解説は下記リンクからご覧下さい。
【踏切不停止等】危険行為(中止)
踏切の手前2m未満で停止しない場合、踏切の遮断機が閉じ警報機が鳴っているのに踏切に入ろうとした場合、踏切内で停止した場合。
【踏切不停止等】危険行為の詳しい内容とワンポイント解説は下記リンクからご覧下さい。
【右側通行】危険行為(中止)
道路の中央から右側を通行した場合、道路の左側が6m未満で対向車を妨害してしまうおそれがある場合に追い越しをかけ反対車線にはみ出したとき、右側にはみ出して追越しが禁止されている場所で反対車線にはみ出して追い越したとき、道路の左側の歩行者や駐車車両などを避けようと道路の右側にはみ出し対向車を妨害してしまう場合。
【右側通行】危険行為の詳しい内容とワンポイント解説は下記リンクからご覧下さい。
【参考文献】
警察庁
警察庁の施策を示す通達(交通局)「運転免許課」|警察庁Webサイト
【運転免許技能試験に係る採点基準の運用の標準について(通達)】令和5年3月30日丁運発44号PDFファイル (2023/03/30 閲覧)
【参考文献】の内容に改正があれば閲覧日は更新
技能試験(技能検定)コースを考慮した採点
当コンテンツで解説した【中止事項】である危険行為に該当するような運転をしなければ技能試験(技能検定)が中止になることは少なくなりますが、各試験場や教習所では場内(所内)コースの形状、試験場または教習所周辺の交通状況や道路環境等により、採点基準では対応できない場合があります。
そのため、各試験場や教習所では独自の統一事項などを設け、場内(所内)コースの形状、一般道路の状況や環境等を考慮した採点が実施される場合があります。
当コンテンツで解説した【中止事項(危険行為)】は、あくまでも採点基準であって各試験場や教習所のコース形状、周辺の道路環境など、技能試験(技能検定)コースを考慮して独自の統一事項などにより採点が実施されますので、下記の事項をアドバイスとして受けとめて頂けましたら幸いです。
自動車教習所の教習生の方
自動車教習所に通われている教習生の方は、教習所独自の統一事項、コースの形状、周辺道路環境などを熟知した、教習指導員の適切なアドバイスを技能教習で聞き漏らさないようにしましょう。
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